私の場合

       ここでは私自身の体験をお話します。
       人から見れば恥ずかしいことないのかなと思われそうなことも書きます。
       なぜかと言うと、私と同じような苦しみの中にいる人に。
       もう少しの辛抱だよ。
       将来かならず立ち直るんだ、その方法があるから。
       と言ってお伝えしたいから、その方法はトップにリンクしています。

       立ち直りの方法は2本だてです。私は2本とも大切だと思っています。
       もう一つの大切な方法は体を動かすこと、できれば息がハーハーいうよう
      な、有酸素運動(エアロビクス)がいいと思います。
       すぐにできるのは、立ったりしゃがんだりするスクワットという運動です。
       足腰をきたえ、息があがるような、有酸素運動になります。
       これに腹筋と背筋のトレーニングが加わればベターだと思います。

       器具を使ったものとしては、負荷を調節できるエアロバイクがあります。
       ある人の書いた本ではこれをすすめていました。
       また室内でできる歩行機というのもあります。私はモーターのついた、
      自走式というのが欲しいと思っています。これはかなり高価です。
       ほかにはミニスッテパーという階段のぼりと同じような効果のある器具
      もあります。
       これらは室内で一人ですると単調ですが、テレビを見ながらでもできる
      ので、知らない間に時間がたっていたということもあります。またラジオ
      や好きな音楽を聴きながらでもできます。

       全身運動という意味ではダンベル運動やトレーニング運動がいいと思い
      ます。
       トレーニング・チューブを使ってする運動もあります。買うとトレーニ
      ングの仕方もついっています。

       外に出られるようになれば、ウォーキング、さらにジョギングがより効果
      を発揮します。


            私の体験について

       私の場合、ウツが原因で閉じこもりになり、悶々とした状態が続きました。
       不安で恐怖感が強く、外に出られるような状態ではなかったのです。

       そのようになった「根本的な原因」は、今年初めて分かったのですが、父親
      によるトラウマでした。彼は私の小学校時代には毎日のように手で張りまわ
      しました。
       たたかない時でも大声で呼びつけ、激しい怒りをあらわにして怒ることは、
      毎日のようにありました。外で遊ぶことや、友達を作ることを極端に嫌いま
      した。

       このようなわけで、少年らしい少年期を送ることなく、思春期を迎え、また
      反抗期には反抗できない子になっていました。青年期に入っても精神的安定
      がなく、そして年だけは大人になっても精神的自立へむかって進むことができ
      なかったのです。
       このことが長い間私を苦しめました。

       このように原因がはっきりと分かったのは、参考文献にあげた本を読んだか
      らです。その副題のように私は「一生苦しまなければならない」ような育てられ
      方をしたのです。
       そのことをある人に簡単に話したとき「その年になって、親がといっても」
      と言いました。私はその本の話しをしました。やっと理解してくれました。
       実際、その本に書かれたとおりでした。その少し前まで、自立の入り口にも
      入れていなかったのです。

       その本の著者はアメリカのべテランのカウンセラーで、多くの症例から導
      き出した結論です。
       私の場合もぴったり当てはまりました。手でたたくなどの暴力と言葉の暴力
      を繰り返して、私を、彼が最も望まなかった「頼りない男の子」に育ててしまっ
      たのです。
       今、私はやっと自立できそうです。
       サトリに入ってから2年後に近い、ほとんど心の安定をえた時にその本を読み、
      読むことで、事実を知って起こる感情の高ぶりをその方法でしのぎました。
       5ヶ月かけて、ほとんど心の掃除を終わることができた今自立の完成を予感し
      ています。

       長い間私を苦しめた、気が小さく、不安が強い、心の習慣のもとは遠い昔にあっ
      たのです。
       私の父は私が18歳の時になくなりましたが、その強い影響は58歳まであり、
      心の掃除を終え、心の自由を得て、自立ができそうだと感じたのは60歳です。
       何と長いあいだ影響していたことでしょう。

       それを克服できつつある今、私は同じ悩みを持つ人にその方法をお伝えしなけ
      ればならない役割があります。その一つの行動としてこのホームページを作って
      います。

       心の掃除をしている時も、今も、父親が私たち家族の生活を経済的に支え、
      安定した生活をさせてくれたことに関する感謝を忘れたことはありません。
       家族全体の精神的支柱であったことも事実です。それについての感謝も忘れた
      ことはありません。
       子育てについての情報は今ほどには行き渡っていなかったのも事実です。
       私は彼を責める気持ちもありません。しかし事実は事実です。

       事実を述べることで、同じ苦しみの中にいる仲間の参考になればと、恥をしの
      んで書かせていただきました。
    


       


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